妊活・不妊治療の工程とか、体験をもとにその③

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例のフジテレビの不妊ドラマ
うちは就寝時間が22時とかなので、リアルタイムでは見れません
あとでオンデマンドで見る方式です
主人公が2話目にして暗い感じになってきてある種いい感じですね
でもあんな理解あって良い旦那さんってそう居ないような・・(と言うと世の旦那さんに失礼かもですが)
ただ、どうも世論?(ついったーだけか?)は不妊治療よりもLGBTの方に注目しているみたいですけどね・・

妊活・不妊治療系掲示板やらQ&Aサイトやらを巡回したり、いろいろ記事を読んだりしますが
よく、モヤっとします
何についてモヤっとするかというと・・主には使われている言葉ですね・・

私、何故かわかりませんかムズムズする単語というのがけっこうあります
自分で口に出して言えない、なんかもやもやする単語がありまして・・
代表的なので「チョコレート」の略した呼び名
もう、無理
なんか鳥肌立ちます
言えません、なんかムズムズします
なんでかはわかりませんけど、チョコレートは一切略しません

それと同じような感覚に陥る単語が
わりと妊活・不妊治療業界には溢れています・・
前にも書きましたがまず「なかよし」
これは夫婦がナニすることを指すんですけど・・ムズムズします
あと何故か「赤ちゃん」も正直苦手です
なんででしょうね?言えません、なので子供と言います
「ママ」これも無理な単語なんですよね実は
おかあさん、おかん系の家庭で育ったもんですから、ママという単語はなんかムズムズします

なんででしょうね・・
サブカル系女子をこじらせすぎるとこうなってしまうんでしょうか・・

さて、実体験の続きを書きたいと思います
AIH(人工授精)2回の、IVF、ICSI(体外・顕微授精)編です


タイミング法を続けていた2016年・・
年末に事件勃発です
事件つーか、犬も食わない系のアレです
夫婦喧嘩です
ことの発端は氏側の親族がどうやら授かり婚というかデキ婚をする事になったそうで
そんな話になったのです
当然、その親族はなーんも悪い事はありません
でも不妊治療患者にとっては、「デキ婚」ほど頭にくることはありません
しょうがないことなんですけど、望んでいない人のところに子供ができて
望んでいる人のところには子供ができない、そういうことに腹が立つというか
やり場のない怒りというかどうにもならない感情が湧き上がってくるんですね
怒りやら自己嫌悪やらでもう虫の息になったところに旦那氏からのトドメの一撃

「あいつの子、男の子かなぁ?女の子かなぁ?楽しみ(にこにこ)」

あ、もう殺す
こいつもう殺す
と、当時の私は思ったわけです
この無慈悲というか配慮のない一撃
もう死ぬかと思いました
いやもうむしろ死のうかと思いました

これ、不妊治療に悩んでいる人ならわかる感情かと思いますが
治療など一切してこなかった人にはまったく理解できない感情かと思います

また今月も月経が来てしまった・・・と落ち込んでいる妻がいて
どちらかというと一緒に残念がってほしいんですね
子作りというのは夫婦でやることです、妻一人でやることではない
だからできるだけ気持ちのベクトルを同じ方に向けたい
一緒に頑張って、悲しんで、喜んでとしたいわけです
なのに、別ベクトル向いてるような無慈悲な一撃ですよ

でも多分、この事件あたりから
男性側の不妊治療に関する考え方みたいなのに、少しずつ変化がでてきたと思います

妊娠・出産・赤子なんかが出て来るようなテレビ番組が流れてしまった場合即座にチャンネルを変える配慮とか
なんかそういう感じになってきたんです

ああ思い出した、その事件の直後ぐらいでしたか
氏の高校時代の親友も結婚が決まったとかで
ああそう、と話を聞いていたんですが
電話口の会話からしてどうもこちらもデキ婚の様子・・
最初は私に気遣ってデキ婚の事実を隠していたんですけどね・・
それもなんか自分的に情けないなと思ったり、申し訳なく思ったり
またしてもどうにもならない感情が吹き出して
これも家出騒動かなんかがあったように思います

変な話、世の中には不幸な人いっぱい居ると思うんです
でも不妊治療真っ只中の、一番落ち込んでいる時期って
世の中で自分が一番不幸に見えてしまうんですね
やりきれない
ほんと死にたいっていうか消えたいっていうか、なにもかもが嫌になるんですよね・・

なんか、女性の人権をー的な人たちが
「子育てってこんなに大変なの!!わかってよ!!」みたいに言うじゃないですか
不妊治療患者からすれば、は?自慢ですか?って思ってしまう
できることなら私達だって苦労したいわ!と
ていうか欲しくて作った子供を育てているのに辛いとか言うな!と、ね
そこに至るまでにこんだけ苦労している私達からするとそう思ってしまう
誤解されてしまうかもしれませんが、「女は生む機械」みたいな発言ありましたよね
できることなら生む機械になりたいわ、と

ほんと、なんかもうカーストの最底辺にいるような気分になってしまうんですよね
それほど辛い

と、話がずれてしまいましたが
そんな犬も食わないアレなどを乗り越えつつ
2017年2月にAIH(人工授精)にステップアップしました


人工授精のライトさ加減については以前書きましたが
本当にライトです
そして極めて自然妊娠に近い仕組みです

クリニックで受けた説明でも
たとえばタイミング法の妊娠率が5%とするなら
人工授精での妊娠率は7%ぐらい、とのことです
正直、あんま変わりません
ただ、子宮頚管粘液が少なかったりだとか、いろいろな要因で
卵管まで精子が到達していないんじゃないかと思われる場合には
この人工授精は効果あるんじゃないでしょうか

タイミング法の時と同じように
クロミフェンを用いて排卵誘発を行い
(月経5日目〜5日間服用)
卵胞チェックをし、頃合いを見てHCGの筋肉注射で排卵させます
HCGというホルモンは、本来受精卵が着床してから分泌されるものなんです
排卵時に増えるLHというホルモンは生成するのが難しいとかで
性質の似ているHCGを使って、擬似的にLHサージのようなものを作り出して排卵を促進させるようです
本来着床後に出るホルモンなので、逆に着床を妨げるかもということで使わないクリニックもあるようです
その場合はブセレキュアとかの点鼻薬を使うんでしょうかね

で、注射は筋肉注射です
筋肉注射ってあんまやる機会ないと思いますが
そこそこ痛いです
説明がむずかしいですが
上腕の筋肉にブスっといくわけです
鋭い痛みと広い範囲の鈍い痛みが同時にくるような・・そんな感じだったか
皮下注射よりもわりと痛いです

このHCGを注射すると24〜36時間だかで排卵します
ただ、100%ではないです
注射後4日ぐらいかかったこともあるので・・(卵胞が熟成しきっていなかったからかと)
で、HCG注射後翌日かなんかに精子持っていって
この精子を遠心分離機にかけたりだとかで洗浄濃縮し、カテーテルで子宮に注入します
もちろんクリニックで精子を採取することもできます


2月、3月とこのAIHをやってみましたが
先述の通り医師から無慈悲にも「この精子所見じゃきびしい」と言われてしまい
そんな折りに、いろいろと「結婚祝い」と称したお金をいただきました
まとまった金ができたので
これを軍資金に、IVF、ICSI(体外・顕微授精)にトライすることに決めました

IVF、ICSIをするにあたり、まず夫婦でカウンセリングを受けます
大まかな流れの説明であったり、金額の説明、助成金の説明などです
そして意思確認があります
本当に大金をつっこんで大変な思いをしてまで子供がほしいかどうか、の意思確認です
子供をほしいという気持ちにもいろいろあると思います
その中で、リスクや費用などちゃんと理解して納得しているかどうか、それをカウンセリングで聞かれます

そして治療開始となります
まず、採卵
アンタゴニスト法という高刺激の採卵方法になります
採卵をするとなると一気に通院回数が増えます
勤めながらの採卵は本当大変なんだろうと思います
(私の場合、これを見越して年末から完全在宅仕事に切り替えました)
それと、自己注射というのもやります
糖尿病の方がインスリンを打つのに使っているようなペン型のもので
自分で腹部の皮下脂肪に注射をします
クロミフェンの時とは違って、かなり高刺激の誘発になるので
身体の具合がものすごく悪くなります・・
私の場合、お腹が張って、何故かゲップがめっちゃ出ました
あと胸も張って痛いですし、明らかに具合悪い感じでした

HMGの筋肉注射も後半は毎日あるので、右上腕がかなり痛い感じになっていました
土日でも休みなく注射をし、満を持しての採卵

このクリニックでは静脈麻酔による採卵でした
いわゆる全身麻酔です
人生初の全身麻酔でした・・!
あれ、本当に眠いとかそういう感じじゃないんですよね
強制シャットダウンって感じです
気づいたらまじでベッドの上です
予め刺してある点滴に「じゃ今から麻酔入れますね〜」と言われて
多分ものの10秒ぐらいで意識飛びます

気づくとベッドの上
氏が「すげー顔して出てきたよ」と言っていましたがまったく記憶がございません
しばらく安静にして、ちゃんと排尿ができたら帰ってヨシとなります
鈍い生理痛のようなものが一日続きました

私のように低AMHの場合、この刺激でも5個ぐらい採卵できれば良いという事前説明でしたが
8個、採卵することができました
なんかすげー嬉しかったです

で、私が採卵をやっているさなか
旦那氏には別の戦いがあります
そう、採精です

IVF、ICSIの場合でも持ち込みができたとは思うんですが
さすがに付き添いもしないといけないしで、この日はクリニック内で採精しました
男性の、第二の難関ですね
それこそビデオ試写室の狭い版みたいなところに案内されて
テレビと、DVD等が用意されているようです
まぁいわゆるおかずですね
スカパーのエロチャンネルもあったとか
でも、多分経験された方はみんな口をそろえて言うようですが
「置いてある素材が古い!」ということのようです
DVDなんかは多分一昔前のAVなんでしょうね・・
男性には、スマホかタブレットを持っていかれることをおすすめします・・・
自分で選んだおかずのほうが良いでしょうからね
そして、男性がナイーブになる部分がもうひとつあるようです
それは「時間」です
ようは、早すぎても遅すぎてもイカン、ということのようです
あんまり早いと「え?もう終わったんですか?」なんて思われたら辛いし
かといって遅いとそれも印象が・・と、そういうことを気にするようです
時計で時間を確認しつつ、ベストのタイミングで終われるようにいろいろ考えるようです
・・そういう点は男性もいろいろ大変なんですねぇ


採卵後、2日目に新鮮胚移植を行いました
これもケースバイケースですが、とりあえず一回目は新鮮胚(4分割)で行こうという方針でした
外で育てるよりも子宮内で育てたほうが良い場合があるとか、そんな説明を受けたような気がします
移植の日に、採卵した8個の卵の状態を聞きます
私達の場合、採精した量がそこまで多くはなかったので
リスク等も考えて、4個をふりかけ、4個を顕微にしたとのことです
ふりかけというのは、いわゆるシャーレのようなものに卵子と精子を入れておいて受精させるということです
シャーレが卵管みたいな状態で、受精自体はもう精子任せです
顕微授精というのは、数ある精子の中から1つを取り出し、まさしく顕微鏡で一つの精子を卵子に注入します
ふりかけの4つは全て受精卵に、顕微の4つのうち3つが受精卵になりました
このうち、ふりかけで育成状態のよかった4分割の胚を子宮に戻します

採卵と違って、移植はそれこそAIHの時のようにわりと気軽です
受精卵を、エコーを見ながらカテーテルで子宮にそっと置いてくるという施術になります
この時、エコーは患者にも見せてもらえます
「今カテーテルが入りましたー」というように解説付きです
何故かちょっと感動的な瞬間であります

注入後、5分ほど安静にして終わりです。

このクリニックはしっかりホルモン充填をやるタイプでしたので
そこから毎日経口投与のジュリナという薬、経膣に入れるタイプのウトロゲスタンという薬を使います

そして14日後、判定日となります
このクリニックは血液検査での判定ではなく
いわゆる妊娠検査薬での尿中HCGを見ての判定でした
めでたくも陽性判定をいただいたんですが、6週になっても胎嚢が確認できずその翌週に流産となりました
胎嚢が確認できなかったので、化学流産扱いでしたけども
次の移植は一回月経を見送ってからになります

わりと人生最大に落ち込んでいる時期でしたね
人生最大に落ち込んでいて、なかなかひどい顔で義兄の結婚式に出席したものです


と、ざっくりIVF、ICSIの工程はこんな感じでした
身体的な負担からいうと、高刺激の採卵は本当にしんどいです
私の行っていたクリニックでは静脈麻酔でしたが
中には麻酔を使わないクリニックもあるようで、きっと地獄の痛みなんでしょう
誘発やって20個ぐらい卵取れる人もいるみたいで、そんな方が無麻酔だったらもう悶絶でしょうね

身体の痛みも辛いんですけど、やっぱそれより心の痛みの方がつらいんです、不妊治療って
子供ができないという苦しみはみんな同じなんでしょうけど
やっぱり高度不妊治療の苦労はちょっと別格かなと
お金も辛いですしね
ただ、私の場合は加齢によるところが大きかったけど、子宮等には特に問題なかったので
もしかするとライト不妊なのかもしれませんが
子宮や卵巣に要因があった方はもっと大変なんだろうなと
チョコレート嚢腫や子宮内膜症、子宮筋腫、卵管癒着等・・そちらの手術もしなければならない方もいます
ほんと、なんでこんな苦労をしないといけないんだと思ってしまうことでしょう

でも、誰のせいでもない場合がほとんどだと思います
だから自分を責めたりしないでください
そして恥じないでください
他の人より努力が必要かもしれませんけど
やれるだけのことやって悔いが残らないような道を選んでほしいと思います

でも、妊活や治療に非協力的な旦那様はちょっと責めてもいいと思いますよ
夫婦で取り組むことですからね
良いかどうかはわかりませんが
うちは「卵も古いし種もないしダメダメやなぁ〜」と自虐しても大丈夫なくらいの関係にはなりました
日本人的な感覚からなんでしょうか、どうしても「腫れ物に触る」感じになってしまうんですけど
対外的にはそうでも、夫婦間では遠慮なく物言える関係であることが良いんじゃないかと思います
まぁ、うちは極端かもしれませんが・・w

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