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ふとした時にふといろいろ思う
そういうのを書き留める事がすっかりおろそかになってる
人生が回復しているということ
姫氏を生んでそう感じて、それは毎日ふとした瞬間に今でも感じている
「普通」ということがどれほど尊いのかということ
まさかの自分が、人の親になって
親になったからこそ理解できたこととかがいろいろある
ほんと、親の心子知らずとはよくいったもんで
子知らずだったなと
これから姫氏が大きくなって物心ついて
どういう人生を歩んで行くのか想像もつかないけど
よく結婚式なんかの新婦からの手紙の決まり文句みたいな
「生んでくれてありがとう」とまでは思ってもわらなくてもいい
そこまではできないかもしれないし、そんな恩着せがましい感じでもいたくない
でもせめて、「生まれてこなければよかった」とか「死ねばよかった」なんていう人生にならないようにはしてやりたい
そうだ、多分どんな親でもそう思ってるんだろう
自分しか見えてない時にはわからなかったことで
何を恨んでいたのかももはやわからないし、何に対して呪いを吐いて生きてきたのかももう覚えてないけど
あなたが不幸せならわたしは悲しいし
あなたが幸せならわたしも嬉しい
そんな、本当に当たり前というか
誰しもがおそらく本能というか直感で持っているであろう気持ちの確証が持てたというか
そういうところも、自分が実感はまだそれほどないけど親になれてよかったと思う
事あるごとにああ死にたいだとか、生まれてこなければよかっただとか、生きてる価値無いだとか
そんなふうに感じて生きてきたけど
なんて自分勝手な気持ちだったんだろうなと
そんな風に気づかないうちに自分の母親を傷つけてきたんだなぁと
知ることができた
まぁ直接母親にそういう事を言ったわけではないけど
姫氏がそんなふうに思って生きてたら
それは身を裂かれるような事だ
私の人生は、本当に最高だったこともあるし、最低だったこともあるし
だけどたいていは姫氏の育児をする上で反面教師だ
願わくばバンドマンなんて道は選ばないでほしいけど
それはまあいいとして
家族のありかたとか、親子の関係とかは
「こうだったから失敗したんだろうな」という自分の経験をいかしたいと思ってる
なんでかはわからないけど
私と私の母とは心の距離がずっと遠かった
だけどその分、何不自由なく暮らせていた
人は完璧じゃない
ましてや母が自分を生んだのは24歳の時
私が思春期の頃はちょうど母は今の私くらいの歳
そりゃ完璧じゃない
心の距離は遠かったけど、食うに困るような事がないようにと必死で働いていたのだなぁと
そういうのも今ようやくわかることだけども
何不自由なく暮らせていたことには感謝しつつ
だけど心の距離が遠かった事には反省点はあるだろうから
それを、自分のこれからの育児にいかしていきたい
たとえば母子手帳は大事にずっと取っておくとかね
先日、連休の時に墓参りに行った
義父、義祖父が眠る墓
私も多分そこへ入る事になるんだけども
その時気づいた
あ、姫氏嫁に行ったら同じ墓に入れへんやん・・・
なんということだ
女の子の辛いところだ
同じ墓に入る為には婿養子をもらうしかない
そうやって子はいつか巣立っていくのだなぁと
まだ0歳児の姫氏を見ながら、そういう切ない未来を考えてしまった
でも母から私、私から姫氏
ほんと、ふとした時に
ああ、自分の母もこんなふうに考えてたのかなぁ・・と感じる
今までは「yukinoさん」だった
名字は嫌いなので基本的には名乗らず、ユキノさんだった
どこへ行ってもそう生きてきたんだけども
最近は姫氏ちゃんのお母さん、と呼ばれるようになった
病院やら児童館へ行くと
私は私だけど姫氏のお母さんという人間になった
それがなんだか不思議な感じだけども
責任は重くのしかかるけど心はちょっと軽くなった気がする
昨今よく聞くようないわゆる承認欲求・自己顕示欲みたいなものが
だんだんと薄くなってきた
まぁブログ書いてる時点でアレではあるのかもしれないんですけど
それでも
昔みたいな「私を見て!!!」感はほんとない
多分、めっちゃ見られてるからだ
めっちゃ見られている
姫氏に
意味わからんぐらい好き好きビームだしてくる
ほんと意味わからん
なんでこの人は私のことこんなに好きなんだろうな?
いつもそう思う
でも姫氏が私を見て笑っていると
私は嬉しいと感じる
そういう積み重ねで
なんか満たされてしまっているから
昔みたいな「私を見てよ!!!!!」感が薄れた
あんなにも乾いていたのに
今はそうでもない
その、なにかよくわからない「乾き」が薄れた事が
多分人生の回復になっているんだと思う
先々の不安はあれど
未来が見えなさすぎての恐怖みたいなのはなくなった
ね、人間ってこんなにも変わるもんなんだなぁ
結局のところ何が言いたいのかよくわからないのだけども
アイキャッチ画像は旦那氏が撮ってくれたもので
なんかこの写真がスキだ
この写真を、何年も経って姫氏が見た時に
何を感じるんだろうなぁ?