10分後

投稿日:

100424s

絵もいよいよ終盤(と思う)

初のF100号

いつもはリキテックスのマットメディウムを使うのですが
今回はさすがに量がやばくて
お金が足りない雰囲気いっぱいだったので
笹部画材のオリジナルの
モデリングペーストを2リットルほど使っています

絵の具もたくさん使った気がします

結論:F100号は金がかかる

わたしたちは
「その10分後」に笑っていられるように
その一瞬のために
何日も何日もかけて、支度をします

みんな、それぞれ

音や絵や写真や雑貨や
いろいろなものを

[Live show]

2010.04.27[Tue]@大阪 北堀江club vijon
[ten minutes after 2days]

/ kanina / トリモデル / urbansole(新潟) / Aureole(東京) / カルメラ /
/ lapin et fleur / amari / Carré / つまこ / ohagi / ロココミオシ / and more…

open/start 17:30/18:00
1日券 ADV/DOOR ¥2000/¥2500 別途Drink代¥500
2日通し/ \3000 / 別途Drink代¥500

北堀江club vijon http://vijon.jp/

2daysですが、kaninaが出演するのは2日目のみです
ただ、絵は2日間展示します
今回、エキシビション盛りだくさんなので
あんなでかいもの置く場所があるのかどうか心配です

short storyの動画もちょっとリニューアルしました
完成形がないのっておもしろいなと思います
どんどん、育っていく

short story、第2話目は
こんなお話です

a short story

どれほど歩いたのか、
もう彼にはわかりませんでした。

気がつくと、目の前に小さな洞窟がありました。
疲れた身体を休める為に、彼は洞窟の中へを進んでいきました。

光の届かない暗い洞窟の中で、彼はまた孤独を感じました。

「この広い世界で、僕は必要の無い存在じゃないだろうか?」

天井の穴から月明かりが照らしました。
足下にある水たまりに、彼の顔が映りました。
「水の中にもう一人の僕がいる」

彼は水たまりに映るもう一人の彼が、彼自身を必要としている事に気づきました。

物音がしたので、目をやると
一匹のウサギが横たわっていました。

「どうしたんですか?」
と彼が声をかけると、ウサギは言いました。
「私は病魔におかされていて、もうすぐ天に召されるでしょう。」

苦しむウサギを見て、彼はウサギを助けたいと思いました。
しかし少年は何も持っていませんでした。
「僕は何も持っていません。せめて僕にできることをさせてください。」

少年は両手で水を汲み、ウサギに与えました。
そして傍らで頑張れと励ましました。

虫の声すらしない深夜
「もう何もしないで良いよ、私は運命に逆らわない。さようなら少年」
そう言ってウサギは息を引き取りました。

少年は声を上げて泣きました。
ウサギの死を悲しみ、自分の無力さを嘆きました。

「僕に力はないけれど、彼は僕を必要としなかった」

背後から声がしました。「君は充分やった。」
息をひそめ、すべてを見ていたカエルが言いました。
「私は君よりも何もできなかった。」

明るい日差しが降りてきて、やがて夜が明けました。
少年はカエルに言いました。

「僕があなたにしてあげられる事はありますか?」
「私はここへ来た時に、足を悪くしてしまったのでもう外へ出ることができない。
もう一度外へ出て、草のにおいをかいで空を見上げたい。」

少年はうなずいて、カエルを大事に抱きかかえ洞窟の外へ出ました。

燃えるような金色の日差しが彼らを包み照らしました。

「ありがとう、君に出会えたので私はもう一度外へ出ることができた。
私にとって君は必要な人間だったのだよ。」

少年は嬉しくて、静かに涙しました。

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