髪の毛のばしたって
スカート履いたって
取り囲むものは
昔と何も変わってなくて
「女性」という性別の
じぶんは
誰もみてくれてなんじゃないのかなって
そんなふうに思う
肩肘はって生きてきた
代償なんでしょ、それが
でも
それもじぶんなんです
守りたいものがあって
つくりたいものがあって
表現したいことがあって
そうやって生きてるじぶんもる
だけど
それだけで生きてるんじゃない
それだけで動いてるんじゃない
たとえば
自分の存在を否定された時に
人間ってどんな感情を持ちますか
アーティストである自分だけを生かして
ほかの自分を殺して生きれば楽なんだと思った
ほかの感情を一切殺してね
だけどそれじゃだめだ
それは生きてることにはならない
わたしは
ここにいるよ
わたしはここにいるよ
わたしを、みてよ