僕 の 事

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書こうかなって
ちょっと思ったけど
僕の事というより
僕の視点なんだろう
足がくたくたになるまで
街を歩いた
いろんな事を思いながら
最初に頭にでてきたのは
「家族」とよばれる人
うん、僕は逃げ出したんだよ
あなたがいなくなった現実
あなたが老いてゆく現実
あなたがゆくゆくは消えるであろう現実
それを受け止めるには
僕の身体はあまりに脆く
僕自身を守るために逃げ出したんだ
ほら、距離を置くと
感情が薄れるでしょう
失う恐怖から逃げだしても
現実はなにも変わらないのに
そんな事はわかっているのに
橋を歩いているころは
頭の中は爽快だった
風がきもちよかった
立ち止まって、電車を見送った
窓からこぼれ落ちた光が水面に写る
きれいだった
川沿いを走る道を歩いているころは
新しい音や言葉が頭の中を駆け巡った
つくりかけの音、あたらしい音、言葉
歩くことに疲れたら、僕を思い出して
僕は
悩むことも泣くことも否定しない
僕の住む街を歩いているころ
古い話をたくさん思い出した
偽りの愛に身を委ね、寂しさをうめた事
それでも待ち続けた事
僕が傷つけた、奪った事
小さな命の事
そうだ、君にも言っていなかったかもしれない
そんな、僕の罪の事
誰かが言ってたって教えてもらった
「僕は謝罪の為にステージに立つ」といった人の事
ああ、僕は
自らの喜びの為だけでなく
自らの罪を清めたいがために
そこに立っているのかもしれない
「本当に大事なものはなんですか」
僕はまだ
大事なものを守ることができていない
そこに或るのは我が儘な感情だけだ
強靭なる精神力で
大事なものを守り、見守らねばならない
それができるようになるまで
僕の時計の針は止まったまんまなのだろう

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