音楽とかのお話その3

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楽曲には
それをよく聴いていた頃の
においとか
空気とか
温度が
色濃く残るものです
過去行き列車のチケットをくれて
僕はいとも容易く
時間を旅する

通勤中に
僕の小次郎が
大好きなあの曲を
鳴らしてくれた
すこしずつ
春めいてきた日差しの所為だろう
あの頃の空気が立ちこめる
LOMO LC-Aという
すてきな相棒を手に入れて
夢中でシャッターを切っていた頃や
真夜中
京都へ向かう車のなかで
優しい嘘に
ひとりで泣いた事や
あの街の
あの部屋の
あの窓から差し込む
柔らかい光のなかのあの温度
鮮明ではなく
ぼんやりと
やわらかく
思い出す
楽曲が運んでくるものは
どれもこれも
優しい思い出ばかり
それを
今日は
ふと
書きたくなって
いつも
書く事は
僕の産み落とした楽曲が
あなたや
あなたの
思い出の中に
息づくといいな

願っている
という事
あなたの
過去行き列車のチケットに
なれればいいな
という事

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