change_the_day_after

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旅をしました
大阪京都福井兵庫鳥取・・
あてもなく、あてもなく
波の音に誘われるままに
朝4時、漆黒の闇の海へ飛び込んだ
遠くのほうで稲妻が空を裂いた
波止場で空を仰いで
世界が自分のものだと言った
赤茶色に染まった線路をあるいた
甘いシロップの味しかしないかき氷をほおばった
潮風は頬のすぐ横を通り過ぎて
記憶の片隅に眠っている温泉街を見て
遠い過去を思い出して
戻らないものに手をかざして
白い砂を水色の波にふれて
海がからい事を再確認して
砂の城のてっぺんで
太古の昔から鳴りつづけた音を聴いて
破壊と創造の前に
人の小ささを知って
手は何かを掴んで
ふきあげられた砂はたぶんまだポケットの中にあって
「今」はとりとめもなく
朝は何かが変わったことを告げて
それでも日常は吐き気がするほど変わりなく
吐いた言葉はまるでポケットの砂のように
指の隙間からこぼれ落ちて
こぼれ落ちたものはやがて
海にたどり着いて
僕はそれを拾えばいい
エチゼンクラゲもクジラもいなくて
それでも
昨日みた夢のスクラップ記事を
手にとって眺めてみると
水面に落ちた光のように
キラキラと輝きを失わない
「今」が増幅する浸食する
それはきっと意味のある事なんだよ
多分僕は
釘バットを手に握りしめ
208号室の扉をあける

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