「生きている」サウンドトラックについて

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バストリオ製作の映画「生きている」に
サウンドトラック製作としてかかわらせていただいたのですが
このたび、池袋シネマロサで一日だけ上映されることになったそうで
嬉しさのあまり、当時の事を振り返ってみようと
筆をとったというか、タイピングしている次第でございます

上映スケジュールはこちらから
http://busstrio.com/hello_supernova/

多分ブログを遡れば書いてあると思うんですが
あえてそれはせずに
おぼろげな記憶のみで書いてみようと思います
楽曲を聴きながら・・

たしか、お話をいただいたのは2009年だったと思います
そして「だいたいこのへんに音をつけてほしい」という箇所の映像をいただいたのですが
最初は仮音源があててあったんです
でもそれだとなんかそのイメージでやってしまうので
一旦音消してもらって
画を見ながら音を考えました

初めての作業です
いつもは自分の音に画をつける作業なので
自分以外の人の作った画に
どういう音が合うんだろうと考えるのが
なんか新鮮で楽しかった

最初に手をつけたのはオープニング曲だったと思います
なんてことない日常
いつもどうりの感じ
そういう楽曲にしました
無謀なことに弾けもしないエレアコに手を出して
非常に苦労しました・・・エレキでもしんどいのに
エレアコは弦硬いしさ・・弦高がさ・・
たぶんワンフレーズ弾いてループしたと思います・・すいません・・・
もしかしたらこれ、ピアニカもいれたかな?
冒険してるなぁ・・
本編でつかわれてない部分もいい感じになってますよ
右側のリンクのOTOTOYから購入できますよ!!

むちゃくちゃ苦労したのがgirl from desertという楽曲
この映画には2人の女性が登場します
ひとりひとりにテーマ曲を作ったのですが
そのテーマ曲のアレンジ違いという感じです
これは何度もやり直ししました・・
ここだけ異世界って感じにするにはどうしたら・・って具合で
リングモジュレーターでなんとかしましたという感じです

Where isという楽曲は
まぁ楽しい雰囲気で、疾走感もある感じの映像だったので
そういう感じにしました
たしかKAOSSILATORとか使ったかもしれない
もう遊び心満載な感じにしました
「探しもの」がテーマだったのでそんな感じ
展開も映像に合わせてね
ピアノの音はIvoryのイタリアングランドだったと思う
あれ、iLocなくしたんだよなぁ・・・
なんかギターのピッチが合ってないように聴こえるんですよ
チューナーで何回も合わせたんだけどなんでだろ
配信の分は本編よりだいぶ長くなってます
7分もあったのかw

一番気合いれたのはtil lifandiという楽曲
何が気合かというとですね
これ、映像もノーカットなんです
で、ここまるごといってくださいってことで
もう音つけるのもすっごいたのしかったんですよ!
細かい映像の展開に合わせて音も展開する
だから回数とかがちょっと変だったりするんです
4小節でまわしたりするところ、映像に合わせるために3小節にしたりとか
BPMもばっちりあうようにして
でもそれがもう画にぴったり合ってきもちいいったらありゃしない!!!
しかし!
これはレコーディングめちゃくちゃ大変でした
なにせ演者が2人なので
天野氏にベース弾いてもらったり、バスドラやってもらったり
シンバルのロールはわたしがやったりとか
スネアもわたしやりましたよ
トランペットはね、まぁ吹奏楽部でやってたので大丈夫でしたけど
しかもトランペットの録音ですよ!!!
自宅でできないもんだから、車の中でやったんですよ・・・
Macを車の中持っていって・・
フルートも吹けないのに無理やりやったりとか・・
息漏れてるのをミックスでなんとかするのが大変で・・
なんせ、大変だったんです
いやでもこの曲は画と合わせるとまじできもちよいのです

theme of natsuko
登場する女性のひとり、夏子のテーマです
これはほんとすんなりできた曲です
キザっぽく言えば、画がもうこの音持ってた、ていう感じ
これもねー、画にあわせて作って楽しかった
しかしこれも苦労したんですよ・・フルートね・・
ほんっと今聞くとひでーなこれw
Aureoleのさいちゃんにやりなおししてもらいたいわー・・曲はいいんだから
そしてもっと苦労したのがクラリネットですよ・・・
そもそもね、木管楽器の経験なんてないんですよ・・
でもね、ここは木管楽器なんですよ、トランペットじゃない
そしてソフトシンセじゃダメなんです
不思議とクラリネットの方が吹ける謎
しかしね、クラリネットしんどくてね
下唇が皮めくれてべろんべろんになるんですよ・・えらいめにあった
いやでもこれまじ名曲だと思ってます
楽譜わたすんでだれかうまいひと演奏してください

theme of satomi
もうひとりの女性、聡美(漢字あってるかな・・?)のテーマです
主旋律はtil lifandiと同じですね、それが彼女のテーマなんです
彼女の心の内を表す感じで、ということでこういう具合になりました
これも鬼門のクラリネットですよ・・
この頃すでにわたしの下唇はもう見るも無残な姿になっていたんですが
これをやりきらねば死んでも死にきれない状態で
傷ついた下唇に鞭打って慣れないクラリネットを吹き続けたのです・・
ちなみにそのクラリネット、イタリアのブランドのやつらしいですが
ヤフオクで3000円ぐらいで買いました
タンポがもうへたりきってて、息が漏れまくりです
コルクだけは自分で替えたんですけど、タンポはけっこう無理だった・・
あのなんだっけ、へんな虫のエキスでできた接着剤も買ったんだけどなぁ
メンテすりゃちゃんと鳴ると思うんだけど
メンテ代のほうがよっぽど高そうなのでほったらかしです

エンドロールのstiga
これもぱっとできました
もうなんか全体的にぱっとできました
ディレイがリズムになる曲やりたいなーとおもってたので
それをやってみたらはまった感じだったので
これも本編では短いですが、配信のは長いです
たまにライブでやったりしてるので聴いたことある人もいるかもしれませんね

で、無事納品いたしまして
OTOTOYさんで配信してくださることになったのが2010年の末ぐらいだったと思うんですけど
その頃わたしは千葉に住んでるのに大阪ワンマンを控えてて
なのに天野氏は大阪だしで、千葉ー大阪を行ったり来たりしながら
ネカフェに泊まったり友人宅に泊まったりライブしたり
shiningという名義で岡山でライブしたりしてました
それをやりながらネカフェでOTOTOY用の最終ミックスをしたのをよく覚えています・・

その翌年でしたかね、茅場町で上映会がありまして
お伺いしました
いやぁ、なんかうれしかったですね
製作には途中から参加した身ですけど、ほんと嬉しかったです

その間に大阪でバストリオさんを呼んでライブしたりとか東京でもやったりとかもありましたね
ともかく、思い入れの深い作品です

配信されているのは7曲ですが
隠しトラックというわけではないですが
本編でもう1曲使われています
まぁ、映画を見てくださる方がいましたら探してみてください

と、いう感じです

kaninaさん、アルバム2枚しか出してないけど
意外とけっこう楽曲あるんですよ・・・CDとして世に出てないだけで・・・
映画用に書いた幻の11曲とかもあるしね・・・
介護施設でアンプラグドライブやった時用の曲とかもあるしね・・

出し惜しみしてるわけじゃないんですよ・・・
CD作る金がないだけや!!!

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