a short story 2という作品

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完全に主観で
先日発売しました2nd album [a short story 2]の話を
書こうと思います
完全主観です

2012年夏
レコーディングをやりはじめようってことで
まずドラムを録ることに
Aureoleのたくみにお願いして
何回かスタジオリハ入って

で、いざレコーディングなんだけども
hydrant house purport rife on sleepyの
あの有名なアイスクリームスタジオを貸してくれることになって
しかもレコーディングの手伝いまでしてくれました

宅録で、自分でできる楽器は録ったことはあるけど
ドラムセットのレコーディングなんて初めてで
マイクどこに立てればいいかもさっぱりわからなくて・・

なんとかなんとか無事録り終えて
hydrant house purport rife on sleepyの特典音源に参加
巨匠・天野氏に恥ずかしいセリフを言わされるわたしたち

ドラムセットの編集もやったことないので
録ったまんまで、そっとしておいた

次はフルートだったかな
Aureoleのさいちゃんにお願いした
フルートに関しては音域わかってるので
たぶん楽譜的にはそんな問題なかったと思うけど
やっぱブレスの位置とか全然考えてなくて
けっこう同じフレーズを連続してってのがちょっと大変だったみたい
でもそこはさすがのさいちゃん
完璧にこなしてくれました
さいちゃんがやってくれるならもっと難しいフレーズ書けばよかったかなーと思うくらい

そしてコンバスのこれまたAureoleのザキオカさん
復帰後初音源だったようで
緊張していた様子でしたけども
ザキオカさんには団子、ってことで
forget me notの時と同じように
甘いものを差し入れました
わたしたちは慣れてるけど
30分ぶっとおしの曲ってのは
やっぱ覚えるのが大変みたいですね
途中でどこやってるかわからなくなるみたい
小節数も1180とかそんなんだし・・
ちょっと時間はかかったけど、これも無事終了

そして次はグロッケン
これまたAureoleのかおりちゃんにお願いした
どんだけAureoleにお世話になってるか・・
かおりちゃんがやってくれるってことで
急遽フレーズを足してちょっと難しくした
自分で見ても「?」な感じのフレーズもあったけど
さすが、完全再現でした
アンビと、57を2本立てたんだけど、57はまったく役立たずだった・・

次はバイオリン
友人に紹介していただいた方だったんですけど
まぁ、いわば見ず知らずのわたしたちのために
前もって音源聴きこんでくださって
挙句「ここはバイオリン2本で行ったほうがいいかもですね」とか
提案もしてくださって・・
しかもビオラまで弾いてくださいました
マイクはわたしのコンデンサーと、持参してくださったblueのやつで録りました

そしてチェロ
どうしてもチェリストが見つからなくて
FBやTwitterやらで募集をかけたんですが
すごくわたしたちの音源を気に入ってくださって
是非やらせてください!と立候補してくださいました
2回ほどリハ入って、お願いすることに
あまりにすごかったので
当初予定していたのよりも多めに弾いてもらいました

そしてホルン
管楽器専門フリーペーパー「poco a poco」の赤堀くんの紹介
たしかレコーディングは初めてと言っていて
かなり緊張した様子でしたけど
まぁ気楽にいこうよ、と
ホルンってベルが後ろ向いてるので
当然マイクは後ろなわけで
弦楽器に比べて管楽器は、昔ブラバンやってたので
多少知識はあるので、録りはなんなく終了

そしてトランペット
poco a pocoの編集長赤堀くん
大阪時代から軽く面識はあったのですが
がっつりお世話になったのは初めて
本人は「大丈夫かなー?」と心配していましたけど
何にも問題はありませんでした
わたしももともとトランペットやってたので
知っているがゆえに多少きついフレーズ書いてたんですけど
きっちりとやってくれました
たしか上のC#ぐらいまで使ったんじゃないかな?
ご存知かと思いますが、管楽器はちょっとややこしい
譜面がb♭やらFやらで書かれているんですね
トランペットとクラリネットはb♭
ホルンはF
フルートとかはCだったと思う
ユーフォニウムとかチューバは知らないw
いちおうLogicでさくっと譜面を変えることはできるんですけど
フレーズ考えるのはCの鍵盤なので
あとで「あ、これちょっと高すぎた、ごめん」なんてことがあるんです

そしてクラリネット
赤堀くんから前もって「クラリネットの子うまいよ」って聞いてたので
これまたフレーズを難しくした
クラリネットもなかなかややこしい楽器です
全部おさえてる状態だと、下のベルからすんなり音が出るんですけど
開放気味の時だといろんな穴から音もれて
ベルからの音が小さくなる
マイクの位置が難しい感じでした
結局ちょい遠目でコンデンサー一発で録りましたけども・・

この時点ですでに11月
8月からレコーディングを始めて
3ヶ月も立っています

Memeのなかざわさんにコーラスをお願いしてて
仮音源とMIDIデータを送ったら
しっかりレコーディングして返ってきました
なかざわさん、ほんとに音域が広いので
もうちょっと無茶というか広範囲に渡るフレーズを作ってもよかったかなーと思いました
あとはなかざわさん1、なかざわさん2のハモリの部分とか

そして最も難航したのが
「オーボエ奏者探し」でした
オーボエってね、むちゃくちゃ高い楽器なんです
クラリネットと似てるのに、値段全然ちがう
それを自前のオーボエ持ってて、しかもアルバムに参加してくれる人なんて・・
かなり難航したわけです

そこで、カルメラのちょんまげの(その時はちょんまげではなかった)
たなっちが紹介してくださって
無事、オーボエ奏者に出会うことができました
ただ、大阪在住なので
わたしが年末の帰省のタイミングでレコーディングしようということになりまして
年の瀬まっただ中に梅田にわざわざきていただいてレコーディング
荷物に限界があったので
いつも使ってるコンデンサーはもってこれませんでした
スタジオで借りたAKGのマイクで録りました
これも文句なしです
ここまで生楽器にこだわってレコーディングしてきたのに
オーボエだけ打ち込みとか絶対嫌だったし
オーボエのフレーズはけっこう要になるところにあったりするので
ほんとよかったです

そして年明け
やっと自分たちの出番です
ピアノはIvoryを使うのでまったく時間はかかりません
これは手の空いたときにやるという感じで
とにかくはギター
これがほんとに大変だった・・

Start Of The Dayがいつも使ってる場所を貸してくださって
しかもダイナミックマイクも貸してくださって
なんかもういろいろ貸してくれました
ゆうやさんがレコーディングにも付き添ってくださって

で、ギターのレコーディングですが・・
3台のアンプ、左右のアンプのスピーカーにそれぞれ1本ずつ
真ん中のアンプに1本、アンビ1本の計6本
それが×3とかで18トラック・・
そしてRC-20の音も録るので・・
いやぁ壮大です
時間もめっちゃかかりました
しかしアンプというのはおもしろいですね
1個のアンプでも左右のスピーカーで鳴りが違う
録りの段階でゲイン合わせるのが大変
なんせ6本ですから
で、ダイナミクスがうりなので
1曲といえど、同じセッティングではできないんですね

ゆうやさんがティンパニ買ったとのことで
ノリでこれも録っちゃおうとなり
急遽ティンパニを録りました

レコーディング終盤にあつこさんとたっちゃんも遊びにきて
せっかくだからコーラス入れようよと言うことで
最後のところのワンフレーズだけコーラス入れてもらいました
悪乗りでたっちゃんがオペラ風の歌い方とかして
そのデータも残ってるのですが・・

これで、いちおう録りは終了なわけです
あとはわたし自身が自室に篭って
ほそぼそと歌録りをするのみになりました
しかしながら、こればっかりはテンションが乗らないとできない
平坦な日々が続き・・ギターレコーディングから一ヶ月後
ようやく着手
本来なら歌録りはスタジオとかでコンデンサーで録るのが一般的だと思うんですが
わたしはそれがむちゃくちゃ苦手
スタジオだと時間が決まってたり、人が見てたり
なんかしらのプレッシャーとかがあるわけで
できるだけひとりで気ままにやりたいのです
スタジオだったり人が見てると「上手にやらなくちゃ」みたいな気持ちになって
歌下手なのにガッチガチになってしまって
下手なのがさらにひどいことになる
自分のさじ加減で、自分のタイミングでやるほうが
わたしにはあってるんだと思います
それと、いちおう1曲ということなので
1日で終わらせたいというのもあったりします

前のアルバムも自宅の屋根裏で58で録りました
今回は自室でe845で
何故ダイナミックマイクかというと・・
普通の住宅地なので、コンデンサーだといろいろ音が入っちゃうんですね・・
ダイナミックマイクでもいろいろ入るんですけどね・・
よしお氏のにゃーとか言うのとかが

で、まぁ1日でメインの歌とコーラスを録りきって終わり

さて次の作業は、編集
ドラムの編集はまじでわからないので
申し訳ない気持ちいっぱいで木戸さんにおまかせするとして
各楽器のピッチ補正とか
切ったり貼ったり、あとはラフとしての全体のミックス
細かいコンプやEQの処理はおいといて
とにかくトラック数もフレーズも多いので
どの場所でどの楽器を目立たせるか
そういうミックスをして
なんにもかけてないフラットな状態のwav
107トラック分をいっこずつバウンスするという果てしない作業をします・・

そして3月中旬に無事木戸さんにお渡しすることができました
何回かデータでやり取りして
最終的に立ち会いでのミックスをやって
さすがプロの仕事といいますか
いっこいっこの音の処理が全然違う
わたしはEQもコンプも雑にしかわかってないから
なんとなーくの非常に雑なミックスしかできませんけど
そこはやっぱプロですね
とても美しいミックスに仕上げてくださいました
木戸さん好みで、とは言ったものの
あれこれ注文をつけてしまいましたが
細かい部分で木戸さんの好みというか
トリッキーな事をしてくださってて
それでまた印象が変わって面白いなと思えました

4月の中旬に、MVの撮影ということで
2月末からダイエットをしておりました
目標達成はできませんでしたが
前日にはやと君に髪の毛メンテしてもらって
昔からの友人のりゅーちゃんと、そのお友達のわっこちゃんに
MVの撮影をしてもらいました
4月なのに某県ヘルシンキはめちゃくちゃ寒く
衣装薄いのできつかったです
ロケハンできなかったので
場所探しに結構時間がかかってしまい
撮れ高は少ないものとなってしまいましたが
撮影に使用したツァイスのレンズが相当気に入りました
あのレンズの描写力、イメージにぴったりです
ロケ地ですが、木の幹に爪のあとがついたものがあって
今にも熊がでるんじゃないかと
相当びびりながらの撮影でした
今回の撮影は衣装替えがあったのでなかなか手間がかかりました
あまりに寒かったので
撮影を終えて、帰りにみんなでほうとうを食べました
完全に量を間違って
余裕で食べきれませんでした・・

アー写の撮影は別日で
某ヘルシンキの水辺にしました
わっこちゃんおすすめのロケ地です
休日ということもあって人がいっぱいでした
カメラマンは昔からのバンド仲間のふっきゃんに
これはもう完全にカットを決めてたので
けっこうスムーズにいきました
決めカットを3点くらいと
あとはフリーのカットを数点
色補正までやって納品してくれたのでとても助かりました
レンズ何つかってたのかちゃんと見てなかったけど
けっこう開放気味で撮ってたのかな?
フリーのカットはいい具合のボケでした

ミックスでできあがったデータを即、cellさんに送りました
cellさんも仕事早くて速攻で返ってきました
2〜3回のやり取りでマスタリング完了
いただいたデータをとりあえずわたしとしては
いろんな環境で聴くことにしました
まずはiTunesの普及をかんがえて
AACに変換した後、手持ちのヘッドフォンをいろいろ試したり
iPhone5に付属してるイヤフォン、あとはMacの内蔵スピーカー
いいオーディオ設備やいいヘッドフォン・イヤフォンで聴いたら
いい音なのは当たり前です
だけど、音楽を聴く人すべてがそういう環境というわけではない
今はパーソナルコンピュータの普及
そしてiPodやiPhone、mp3プレイヤーの普及で
一般ユーザ層の音質は劣化してるように思います
このモニタリングで初めてiPhone5付属のイヤフォンを使ってみたのですが
正直がっかりしました
こんなにも脚色された状態で聴かれたらたまったもんじゃない

その旨をcellさんにお伝えして
だいたいどのオーディオ設備でも良い状態で聴けるようにと
マスタリングしていただけました

そしていよいよプレスに入るわけです
この時すでに6月末
7月中旬に台湾ツアーがあり
それになんとか間に合わせたかったけど
どうにも無理そうだということで
とりあえずバルクだけプレスしようということになりました
またStart Of The Dayのゆうやさんにご協力いただいて
1週間でバルク納品
なんとか音源だけは台湾に持っていくことができました

そして製品のプレスなんですが
この時点でジャケットが全然できてなかったんです・・
裏面の絵だけは完成してて
というかそもそもわたし自体紙ジャケなのかデジトレイなのかもわかってなかって
しかもそこから一週間フジロックで家空けるっていう最低の状態です
表面の下塗りだけはしてたけど
果たして間に合うのか・・

Aureoleの大地くんに協力いただいて
プレス会社を紹介してもらい
流通会社の最終納品日に間に合いそうだったので
ともかく7月中にジャケットのデータを仕上げることに

完成イメージはあったから
あとは描くだけ
絵の具が足りるか心配だったけど
なんとか滑り込みセーフでできあがりました
当初予定していたよりも1枚多い3枚を描き上げました

そっからは資料の作成やらポスターデザイン、フライヤーデザイン、
特設ページ作成、MVの編集、トレイラーの編集、特典の作曲・・・
そしてまだまだやることありまくりです

しかしですね
上記のとおり、これだけの方にお世話になって
形になった作品なんです
書ききれていない人たちもいます
コメントを寄せてくださったり
ツアーのブッキングをしてくださった方
流通会社の方やレコード店の方
SNS等で宣伝してくださった方

それを考えると
作品そのものもそうですけど
そうやってこの作品はできたんだよということを
広めたいんです

すごいことなんです、これは
なんでみんなこんなにちから貸してくれるの?って思うくらいに
背中押してくれるんです
友達だから、とか
仲間だから、とか
好きだから、とか
そういうシンプルなきもちで
人って動くんです

CD売って、金に変えることも
一つの結果なのかもしれないけど
わたしは
こんだけの人間が協力してくれたっていう事実を
もっと広めたい
そしてそれが伝わることも
一つの結果だと思う

本当に、ありがとう

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